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【偽物注意!】ゴルフプライド MCC グリップ の本物と偽物の違い
【偽物注意!】ゴルフプライド MCC グリップ の本物と偽物の違い

グリップ交換等で、『ゴルフプライド(Golf Pride)』のグリップの購入を検討している方がいると思います。
『ゴルフプライド(Golf Pride)』は1949年にアメリカで設立され、ラバー製グリップ、スリップオンタイプのグリップの開発により、ゴルフグリップ技術の発展に寄与しているメーカーで、アマチュアからトッププロまで数多くのゴルファーが重用するグリップメーカーです。
そんなゴルフプライドのグリップですが、偽物(模倣品)がフリマサイトやオークションサイト等で数多く出品されています。
ヤフー知恵袋を見てみると10年以上前から、ゴルフプライドMCCの偽物の被害が起きています。
▼Yahoo!知恵袋
Hさん 2012/11/7 11:09
ゴルフプライドMCCホワイトアウトの偽物 前々からグリップについてゴムやプラスチックなのに何でこんなに高いの(MCCだと1本700円~900円)と思っていたところ、先日、 オークションで、MCCホワイトアウト青バックライン無しを、1本あたり290円で10本落札。
その時は、卸値は実はこんなもんなものかもと思いました。で、着ましたグリップが。見た目、感触、まったく違和感ありません。アイアン6本に自分で交換しました。まだわかりません。
ところが、一日経って、落ち着いて、本物であってほしいとの願望、思い込み、先入観を振り払い、もしかして偽物かも、と、少しでも疑ってみて、片手に本物MCC(900円)を持ち、もう片手に290円のMCCを持ち、よく両方を見比べると・・・・、はい、そうですね、わかりました、偽物に間違いありません。
<引用元>https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1396834818?__ysp=44K044Or44OV44OX44Op44Kk44OJIOOAgOWBveeJqQ%3D%3D
実は今回の記事にでてくる偽物のグリップは、当店WEB担当のゴルフ歴2年6ヶ月のアマチュアスタッフが知らず知らず買ってしまったものです。
本人によると、実際打っている時には特に違和感を感じず、ゴルフショップで本物のグリップと触り比べても手触りが変わらなかったとのこと。
後日、当店にグリップを見せたところ、偽物と発覚…。
それほど、ゴルフプライドMCCのコピー品は、精度が高くなっています。
これ以上偽物グリップを、全国の皆様の手に渡らないようにするため、『ゴルフプライド(Golf Pride)』のMCCシリーズのグリップの“本物”と“偽物”の違いを解説いたします!
ゴルフプライド MCC グリップ の本物と偽物の違い

それでは、実際に当店の手元にある、ゴルフプライド MCCシリーズのグリップの本物と偽物の画像を用いながら、違いを解説していきます。色の違いに関しては、単純に色違いのものですのでご了承ください。
(世の中に出回っているすべての本物が「白色」、偽物が「紫色」というわけではございません。)
偽物は長さが、0.5cmほど長い

グリップの長さを計測したところ、隣り合わせて比較しなければ分からない程度ではありますが、偽物の方が0.5cmほど長くなっています。
本物:約27cm
偽物:27.5cm
グリップエンドのラベルのデザインが違う


本物と偽物ではラベルの表記の並びが異なります。
偽物は下記のような違いがありました。
・「MADE IN TAIWAN」の表記が大々的
・「Golf Pride」「MCC」のロゴが無い
コードの入りが粗く、汚れやバリがある

本物は糸があまり出ていませんが、偽物は糸が全体的に出ています。
また、本物は細かな塗装や溝も綺麗に整っていますが、偽物は歪みがあったり、汚れや成型時のバリが残っていたりしています。
こうやって見比べると、正規品の精巧さが際立ちますね…!
グリップエンドの作りが粗い

本物と偽物を比べると、偽物の方が中央の穴とグリップエンドの直径が大きく、表面浮きも見られます。
先端の径のサイズが均一でない(本物は均一)

ゴムの厚さを見比べると、本物は均一なのに対し、偽物は厚みが不安定です。
偽物はグリップエンドの穴が空いていない

先端からグリップエンドの方を覗くと、本物は穴が空いていますが、偽物は空いていません。
重量が偽物は50gオーバー

ゴルフプライドMCCグリップの標準重量は48gですが、偽物は53gでした。
偽物の重量は50gを超えるものが多く、セット売りされているものでも、グリップの重量に2g〜6g程度のばらつきがあるのも特徴のようです。
ネットで偽物を買わないために気をつけたいポイント4点
フリマアプリ、オークションサイトでは、出品者が偽物と気付かずに販売しているケースもあります。
購入前に出品者に質問が行えるのであれば、商品の実物写真を送ってもらったり、重量や長さを計ってもらい、情報提供してもらったりすると良いでしょう。
事前に質問を行なっていれば、たとえ偽物が送られてきたとしても、回答との相違として購入者が優位に立てる可能性が高くなります。
下記にも当てはまる点がないか、気をつけていただくと良いでしょう。
出品者情報をよく確認し、レビューや評価を鵜呑みにしない
商品をすぐに購入せず、出品者情報を見て怪しいところがないか確認しましょう。最近では、レビューで「いい評価」が付いている出品者だったのにもかかわらず、送られてきた商品は偽物だった。というケースもあるようです。レビューや評価を鵜呑みにしないようにしましょう。
日本語表現に不自然なところがないか
商品説明文や出品者情報に、不自然な日本語表現がある場合、海外の業者の可能性が高いです。一概にそれらの業者が偽物しか扱っていないとは言い切れませんが、避けた方トラブルに会う可能性が低くなるでしょう。
相場に比べ安価で、同じモデル・スペックの商品が大量に出品されている
ゴルフプライドMCCグリップの正規品価格は1000円~1800円/1本ですが、偽物は300円~600円/1本ほどで売られています。(自社調べ/2020年12月1日時点)
正規価格を把握した上で、あまりにも安い価格で売られている場合と、その商品が連続して大量に出品されている場合は、業者が偽物をまとめて出品している可能性が高いので注意が必要です。
返品ができるかどうか
通信販売(ネット販売など)には、クーリング・オフ制度がありません。
返品については事業者が決めた特約(返品特約)に従うことになります。
「返品特約」が定められていない場合、商品を受け取った日を含めて8日以内であれば、消費者が送料を負担し返品できます。
ネットで商品を購入する際は、事前に返品の可否や返品・交換が可能な場合の条件などをよく確認しましょう。
(参考)
【国民生活センターHP】
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen357.html
【特許庁】令和2年度コピー商品撲滅キャンペーン ~コピー商品を買わない 売らない 買わせない!~
https://www.jpo.go.jp/news/kokusai/mohohin/campaign/2020/index.html
ご不安な場合は、ゴルフクラブ買取ナンバーワンのような専門知識が豊富で信頼できる中古ショップにお気軽にご相談ください。
お持ちの商品が本物か偽物かのアドバイスも行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回はゴルフプライド MCC グリップ の本物と偽物(模倣品)の違いについて解説いたしました。最後に違いをまとめてお伝えします。
ゴルフプライド MCC グリップ 偽物(模倣品)の違い
・偽物は長さが、0.5cmほど長い
・グリップエンドのラベルのデザインが違う
・コードの入りが粗く、汚れやバリがある
・グリップエンド作りが粗い(表面浮など)
・先端の径のサイズが均一でない(本物は均一)
・偽物はグリップエンドの穴が空いていない
・重量が偽物は50gオーバー
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
ここまでご拝読いただきありがとうございました!
